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嘔吐・下痢・便秘・消化器系

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嘔吐・便のトラブルについて


嘔吐や下痢、便秘などの症状は、様々な原因で起こりえます。
うんちの異常の時は、糞便検査を行わせて頂く可能性がありますので、なるべく新しいうんちをお持ち下さい。

消化器の病気は、1つの病気が単独で症状を出す場合と、複数の原因が重なって悪さをしている場合があります。適切な検査、治療が重要になってくる理由には、複数の原因が重なっている場合、症状はより重篤になるため、1つ1つを除外診断していかなければならないことが挙げられます。
その為の検査として、必要であれば内視鏡検査、腸のバイオプシーも行うことができます。
まずはお電話にて症状をお伝え下さい。

猫ちゃんの繰り返す嘔吐

猫ちゃんは毛玉などを吐くので比較的よく吐く動物です。
それでも通常は多くて月に数回程度であることが多いです。
週に何度も嘔吐するような猫ちゃんでは
例え嘔吐した後は元気であったり、食欲があっったとしても、
何かしらの病気である可能性が高いです。
恐い病気が潜んでいることがあるので、そういった猫ちゃんは病状が悪化してしまう前に
早い段階で精査を行い、原因を特定することが大切です。


<嘔吐の主な原因の例>

代謝性/内分泌性疾患
 ■尿毒症
 ■副腎皮質機能低下症
 ■糖尿病
 ■甲状腺機能亢進症  
 ■肝疾患
 ■内毒素血症/敗血症
 ■電解質異常
 ■酸-塩基平衡失調
薬物
 ■心配糖体
 ■抗生物質
 ■化学療法剤
 ■アポモルヒネ
 ■α2受容体作動薬
 ■NSAIDs

毒物性
 ■鉛
 ■エチレングリコール
 ■亜鉛
 ■ストリキニーネ  

腹部疾患
 ■膵炎
 ■腹膜炎
 ■腫瘍
 ■胆管閉塞

食物性原因
 ■無分別な採食
 ■不耐性物の採食
 ■アレルギー

小腸の疾患
 ■炎症性腸疾患(慢性腸症)
 ■腫瘍
 ■異物
 ■腸重積
 ■寄生虫症
 ■パルボウイルス感染症
 ■細菌過剰増殖

胃疾患
 ■胃炎
 ■ヘリコバクター感染
 ■寄生虫症
 ■潰瘍
 ■異物
 ■胃拡張捻転
 ■裂孔性ヘルニア
 ■閉塞
 ■運動障害

大腸の疾患
 ■結腸炎
 ■閉塞
 ■寄生虫症


呼吸器の疾患
 ■上部気道閉塞

当院での例を挙げると慢性的な嘔吐に対して検査や試験的治療を行った結果、
消化管のリンパ腫や、ホルモンの疾患、炎症性腸疾患、ヘリコバクターの感染などが見つかっています。