過剰に爪を噛んだり、なめたりする子たちがいます。
多くは、治すことができる病気です。
当院に来院される猫ちゃんの中で、長毛種の子に多く個体差が強いのも特徴の一つです。
爪の根本周辺が赤く腫れてしまうこともあります。
また、この病気は最初に外用薬を使うと悪化してしまうことが多いので注意が必要です。
爪の根本についた汚れにより、その周辺が赤くなっているのがわかります。
あまり汚れていない状態でも過敏反応を持つ子は、赤みが強くでる子がいます。
◆原因
もともと猫ちゃんの爪は、収納できる構造になっています。
収納されている爪の根本の部分に汚れがたまりやすく
その汚れに皮脂を好んで繁殖する細菌やマラセチア(カビの一種)が増えて痒みを起こすためです。
◆当院での対応
最初に外用薬を使うとひどくなってしまうことが多いので、内服薬で治療していきます。
内服薬は、猫ちゃんに副作用が出にくいものを使う必要があります。また、治った後は再発を防ぐようにケアをしていきましょう。
早期治癒を目指すために、早めにご相談ください。