嘔吐や下痢、便秘などの症状は、様々な原因で起こりえます。
うんちの異常の時は、糞便検査を行わせて頂く可能性がありますので、なるべく新しいうんちをお持ち下さい。
消化器の病気は、1つの病気が単独で症状を出す場合と、複数の原因が重なって悪さをしている場合があります。適切な検査、治療が重要になってくる理由には、複数の原因が重なっている場合、症状はより重篤になるため、1つ1つを除外診断していかなければならないことが挙げられます。
その為の検査として、必要であれば内視鏡検査、腸のバイオプシーも行うことができます。
まずはお電話にて症状をお伝え下さい。
一時的な下痢でなく持続的な下痢の場合、大きな病気を抱えていることがあります。
時間がたつと、病状が悪化したり、猫ちゃんが衰弱していきます。
また猫ちゃんの場合、下痢が続くことでお尻が汚れ、
肛門周りの皮膚が荒れて痛がったり気にしたりして、生活の質が落ちることがあります。
下痢以外の症状が無くて元気にしていたとしても、早急に詳しく検査をして原因を特定し、
治療していくことが必要になります。
◆持続する下痢を呈する猫ちゃんで検査や試験的治療で判明した病気の例
・コクシジウム
・キャンピロバクター
・クロストリジウム
・ジアルジア などの感染症
・食物アレルギーが疑われる腸炎
・炎症性腸疾患(慢性腸症)
・腸のリンパ管拡張症
・消化管型リンパ腫
・慢性膵炎
・膵外分泌不全 など