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ブルドッグ

  • ブルドッグについて


    イングリッシュ・ブルドッグは、大きな体格と独特の顔のひだが特徴と言えます。

    看板犬ココ(イングリッシュ・ブルドッグ)は、院長の愛犬でもあり、24時間を共に生活していると、
    「あっ、そうだったのか」、「もしかして、これはこうかな」など、沢山の気付きが生まれます。

    例えば、ブルドッグと一緒に寝ていると、「グゥー、ゴー」といういびきが聞こえます。その時「呼吸が苦しそう」、「無呼吸になってしまうのはブルドッグだから仕方ない」、「こういうもんだ」と思い込むのではなく、それを問題ととらえる必要があります。
    気付いてあげることで、その子たちにもっと快適な生活を送らせてあげることができるのです。

ステロイドの長期・高用量の使用による副作用

他院にてパグちゃん特有の神経疾患と診断され、
一般的に使用されるステロイドのお薬を長期間・高用量使用していました。
その後皮膚病が発症悪化し飲水量も増加、外耳炎も併発した状態で来院されました。

ステロイドは炎症をとり痒みを抑えるのに有効なお薬で、またアレルギーなどの免疫が関与する病気では最も使われているお薬の一つです。
しかし一方では、皮膚を薄くしバリアー機能を低下させ、免疫を抑える作用があるので感染を起こしやすくする副作用もあります。

このパグちゃんの場合、長期・高用量のステロイドの使用により様々な影響が出ていました。
皮膚病・外耳炎の増悪はステロイドの影響が大きく、
またクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症:ステロイド過剰による病気)の状態にありました。

エコー検査では胆嚢内はドロドロした胆泥が貯留し、胆嚢粘液嚢腫様の所見が得られました。
胆泥貯留の原因の一つとしてクッシング症候群があり、
このパグちゃんの場合食事や体質で溜まっていた胆泥が
長期高用量のステロイドの投与により増加した可能性があります。


現在はステロイドを休薬し、皮膚・耳の状態は良い状態に保たれています。

ステロイドはとても良いお薬ですが、その反面怖いお薬でもあります。

当院ではステロイドを使用する際「目的・期間」などを説明し、副作用が最小限となるように努めています。