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犬の病気

去勢手術について

去勢手術とは精巣を摘出する手術で、第一の目的は男の子の繁殖能力を取り除くことにあります。
また精巣は雄性ホルモンを産生する場所でもあるため、
ホルモンが関与する問題行動や病気の軽減にも効果があると言われています。


去勢手術の利点と欠点

利点
・尿マーキング行動の軽減
・放浪行動の軽減
・マウンティングの軽減
・一部の攻撃行動の軽減
・前立腺疾患のリスク軽減
・会陰ヘルニアのリスク軽減
・肛門周囲腺腫のリスク軽減
・精巣腫瘍のリスクがなくなる

欠点 ・生涯繁殖不能となる
・太りやすくなる

男の子のマーキング・マウンティング・攻撃行動は、
 本能行動や学習による習慣化など様々な要因が影響するため
 去勢により完全にこれらの行動がなくなるとは限りません。
また、去勢手術により噛み癖が減少するという報告もあります。


去勢によりリスクが軽減できる代表的な病気
・前立腺過形成

ヒトの男性で高齢の方が罹患しやすい病気で、前立腺肥大というものがあります。
精巣から放出されるホルモンによる影響で、前立腺が大きくなり、尿が出にくくなったりすることで有名です。
実はわんちゃんにも似た病気があり、ヒトとの症状は異なるものの6歳以上の未去勢のわんちゃんで多く見られます。
前立腺過形成は、よほど進行しない限り症状は示しませんが
前立腺に細菌が感染し膿瘍(膿の袋)(前立腺膿瘍といいます)ができると内科的にも外科的にも治療が困難なため、重篤になります。


いつ頃去勢をすればいいの?
性成熟・発情前に行うのが良いとされています。
性成熟・発情期は、犬種や個体により差がありますが生後6~12ヶ月といわれています。
以前は、早すぎる去勢は発育不良や色々な問題を起こすと言われていましたが
現在では生後3ヶ月齢以前に去勢手術を行っても、骨格成長などに影響は無く
ほとんど合併症も起こらないと報告されています。

去勢手術を行う時期として
理想では、生後3~6カ月前後の麻酔の安全性が高くなり安定してきた頃が最適です。


当院の去勢手術の流れ

去勢手術は利点と欠点を比べても利点の方が多く、繁殖の予定がない男の子は行った方が良い予防手術です。
また早期に行うことで、麻酔に対するリスクの軽減、ストレスの軽減などが期待できます。
今後長くご家族となるわんちゃんの健康のためにも、去勢手術は出来る限り行いましょう。

当院では特に、下記の科目に力をいれて診療をしております。