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耳の病気

  • 耳の病気について


    耳の組織は、一度悪くしてしまうと完全に元に戻れない組織です。
    耳のトラブルを引き起こす原因の一つに、間違ったケアの仕方があります。
    当院では、わんちゃんが外耳炎を引き起こさないよう、耳のトラブルを防ぐケアの方法を指導しています。

    また、慢性化してしまった犬の外耳炎・中耳炎に対して、出来るだけ耳道切除はせずに
    ビデオオトスコープ(耳鏡)を使用した洗浄処置、レーザー処置などを行っています。

耳が痒い ・ 赤い ~マラセチア性外耳炎~

わんちゃんではよく「耳が痒い」「耳が赤い」「頭をよく振る」という仕草が見られることがあります。
その原因は様々ですが、当院で最も多く経験するのはマラセチア性の外耳炎です。


症状
・耳が赤い ・耳が痒い ・頭をよく振る
・耳がくさい ・耳垂れが出る
・耳を触ると嫌がる(酷い時には噛もうとする)
・元気がない ・熱感がある
・耳が腫れている


検査
まずは、ハンディタイプの耳鏡で耳の中を確認し、耳の中の汚れの程度、腫れの程度、ポリープの有無などを確認します。
耳道内の耳垢を採取し、検査を行います。


原因
上記のような症状を出す耳の病気には様々なものがありますが、検査によってマラセチアを確認することが出来たら、マラセチア性の外耳炎の可能性が濃厚です。
わんちゃんの耳垢は脂分の多い耳垢です。マラセチアは脂分を好んで繁殖します。
そのため、湿潤で温かく、脂分の多い耳の中は、マラセチアの格好の住みかとなります。
しかし、マラセチア性外耳炎と他の病気を併発していることもあります。
例えば、中耳炎やアトピー、内分泌疾患などです。
なかなか外耳炎が完治しない場合、これらの病気が根底に隠れていることがあります。


治療
①まずは痛みと痒みを取ってあげることが大切です
外耳炎があるわんちゃんは、耳に耳垢が多く、汚れていることが大半です。
勿論この汚れを取ってあげることが治療の一環にはなりますが、外耳炎が重症の場合、耳を触られたり洗浄されたりすることは痛みが大きい処置になります。

②痛みが軽減されたところで耳の洗浄を行い、汚れを取っていきます
わんちゃんの耳の皮膚は人間の皮膚よりもかなり薄くて繊細です。
その皮膚を綿棒やティッシュでこすってしまうということは、耳を荒れさせてしまっていることになりかねないため、注意が必要です。



当院では、耳のケアの方法も正しく指導していきます。
外耳炎を繰り返していたり、耳のケアでお困りの場合はご相談ください。
治療を行った後はケアの仕方も覚えて、わんちゃんの耳をいい環境にしてあげましょう。