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消化器の病気

  • 消化器の病気について

    当院では、消化器の病気に対して積極的な治療を行っております。
    慢性的な嘔吐・下痢・軟便の犬に対して「元々そうだから…」と諦められている方がいますが、
    症状の原因を突き止めれば治すことができます。
    この問題を長期的に抱えていると、腸が栄養を吸収できなくなってきてしまいます。

    消化器の病気は、1つの病気が単独で症状を出す場合と、複数の原因が重なって悪さをしている場合があります。
    適切な検査、治療が重要になってくる理由には、複数の原因が重なっている場合、
    症状はより重篤になるため、1つ1つを除外診断していかなければならないことが挙げられます。
    そのための検査として、必要であれば内視鏡検査・腸のバイオプシーも行えます。

嘔吐にそっくりな症状

嘔吐にそっくりな症状として、吐出というものがあります。
嘔吐は口から胃内容物を吐き出す行為をいい、
吐出は胃に入る前の口や食道内容物を吐き出す行為を言います。
どちらも同じように口から吐き出す行為で一見同じように見えますが原因が異なってきます。

吐出は物理的な異常や神経や筋肉の異常で
食道で食べ物が停滞することで起きます。
頻繁に未消化物を口から吐き出すようなら吐出である可能性が高いです。


<吐出の主な原因の例>

食道疾患
 ■巨大食道(原発性または続発性)
 ■食道炎
 ■機械的閉鎖(異物、狭窄、血管輪異常、腫瘍)
神経疾患
 ■末梢性(多発性神経根炎、巨細胞性軸索神経障害、多発性神経炎、鉛中毒)
 ■中枢性(ジステンパー、脳幹病変、腫瘍、外傷)

食餌性異常
 ■幽門流出の障害
 ■胃拡張捻転
 ■裂孔性ヘルニア
神経筋接合部異常
 ■重症筋無力症(局所性、全身性)
 ■ボツリヌス症
 ■AChE中毒

内分泌
 ■甲状腺機能低下症
 ■副腎皮質機能低下症

免疫介在性の原因
 ■全身性エリテマトーデス
 ■多発性筋炎
 ■皮膚糸状菌症