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消化器の病気

  • 消化器の病気について

    当院では、消化器の病気に対して積極的な治療を行っております。
    慢性的な嘔吐・下痢・軟便の犬に対して「元々そうだから…」と諦められている方がいますが、
    症状の原因を突き止めれば治すことができます。
    この問題を長期的に抱えていると、腸が栄養を吸収できなくなってきてしまいます。

    消化器の病気は、1つの病気が単独で症状を出す場合と、複数の原因が重なって悪さをしている場合があります。
    適切な検査、治療が重要になってくる理由には、複数の原因が重なっている場合、
    症状はより重篤になるため、1つ1つを除外診断していかなければならないことが挙げられます。
    そのための検査として、必要であれば内視鏡検査・腸のバイオプシーも行えます。

症例紹介③ 繰り返す食糞と軟便

便が緩い、吐くことが多いなど
消化器の問題も長期間放置すると様々な問題が加わってきます。
飼い方にもよりますが、わんちゃんや猫ちゃんは人間と違い毎日違うものを食べているわけではないので、
便が緩い、吐くことが多い、というのは病気が隠れている可能性が高いのです。

また大切な事として、消化器の炎症を治療しないでいるとガンになる可能性が高くなると言われております。
消化器疾患の治療方法の一つに、食事療法がありますが
処方食には相性があり、獣医師と相談しながら時間をかけて数種類を試す必要があります。
また、場合によっては腫瘍などの病気もありますので内視鏡検査を行う必要があることもあります。

なるべく早期に病名をはっきりさせ、治療を行っていきましょう。




症例紹介
フレンチブルドッグ 1歳 女の子(避妊手術済み)

症状・経過
小さいころから食糞があり、軟便を繰り返していました。
シャンプーをするとその晩に嘔吐をするなどの症状もありました。
(ストレスがかかると消化器症状がでるということが予想されます)
便の状態が良くないため、検便をするとヒトの食中毒の原因にもなる菌がみられ
その後、血便が出始めました。

お腹の駆虫と有害細菌に対する治療を行うと良くなるが、
時間が経つとまた再発を繰り返していました。


◆治療
症状を繰り返していたので、根底に別の疾患があることを考え
この症例では、「線維反応性腸炎」と「食物不耐症」を疑いました。

まずは食物不耐症に対する食事療法を行ったところ効果をあらわし、
現在は同じご飯を続けることで、お薬を使わずにいい状態を維持しています。

便の状態も落ち着き、食糞もなくなりました。