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消化器の病気

  • 消化器の病気について

    当院では、消化器の病気に対して積極的な治療を行っております。
    慢性的な嘔吐・下痢・軟便の犬に対して「元々そうだから…」と諦められている方がいますが、
    症状の原因を突き止めれば治すことができます。
    この問題を長期的に抱えていると、腸が栄養を吸収できなくなってきてしまいます。

    消化器の病気は、1つの病気が単独で症状を出す場合と、複数の原因が重なって悪さをしている場合があります。
    適切な検査、治療が重要になってくる理由には、複数の原因が重なっている場合、
    症状はより重篤になるため、1つ1つを除外診断していかなければならないことが挙げられます。
    そのための検査として、必要であれば内視鏡検査・腸のバイオプシーも行えます。

症例紹介① 原因不明で続く嘔吐 ~原因は異物だった~

当院で治療をしました消化管通過障害の一例です。

症例紹介
フレンチブルドック 男の子 3歳

症状・治療歴
朝食後から頻回に吐き始め、2~3時間嘔吐が続きました。
他院にて皮下点滴を行い、回数は減ったものの、以前嘔吐が続くため静脈点滴に変更。
その後嘔吐は止まりました。

症状が出始めてから4日目、元気がなく食事後頻回に嘔吐を始め、
他院にてレントゲン・血液検査を行ったが異常は見つからず、
皮下点滴と吐き気止めの注射をしました。
夜になっても元気はありませんでした。


検査
症状が出始めてから5日目、当院を初めて受診され検査を行いました。
血液検査上は炎症を表す数値が上昇していました。
レントゲンでは胃が大きく膨れていました。
吐き気はおさまっていましたが、明らかに食べたものが胃から腸に流れていない状態でした。
異物1


治療
胃の出口か十二指腸に閉塞があることが疑われたので、内視鏡検査を行いました。

その結果、胃の出口(幽門部)に毛の集まったボール状のものが詰まっていました。
内視鏡で摘出を試みましたが細かくちぎれてしまい掴めないため、外科的に摘出しました。
異物2
手術後1日入院し、2日目には元気になったので退院しました。