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皮膚の病気

  • 皮膚の病気について

    当院では、皮膚科の診療に力を入れております。
    当院の皮膚病の治療方針は、まず治るものなのか、一生付き合っていかなければいけないものなのかを判断します。
    完治するものなら一度しっかりと治し、再発を防ぐようにケアの指導をします。一生付き合っていかなければならないなら、長期的に使っても問題の出にくいものを選択し、最低限の治療で維持出来るようにします。

    皮膚のトラブルは様々な因子が複雑に絡み合う事で病気を悪化させ、治療が困難になるパターンが多く見られます。そのため、当院では治療法を単純化し、病気にターゲットを絞り、必要な時間、必要な種類の薬を処方して、症状を抑えるだけの対症療法ではなく、完治を目指した治療を行います。

    わんちゃんの皮膚のトラブルでは食事の問題が上げられることが多くありますが、実際には食事が主な原因となっているものは非常に少ないです。皮膚のトラブルで悩まれている方は一度ご相談下さい。

膿皮症について

膿皮症とは、細菌感染が原因となって起こる皮膚の感染症です。
感染症と言っても、誰かからうつったり、誰かにうつったりすることはなく、
元々自分で持っている菌に対して、何らかの原因で皮膚のバリア機能が低下し、
感染を起こしてしまうことで皮膚病が起きます。


症状
・痒み   ・脱毛   ・フケ   ・毛並みが乱れている(でっぱっている)部分がある
・中央が黄色いぽつぽつができる   ・赤くなる
などがあります。

重症化すると、皮膚が硬くなったりすることがあります。
症状は1か所だけだったり、全身に数か所出来たり、様々な広がり方をします。
基本的には、体は自分に対して良くないものに反応し、
それを体から排除するような(皮膚の表面についた細菌をフケとともに落とす、毛穴の中の細菌を排除する→毛も抜ける)
反応を取ります。


検査
膿皮症の原因となりうる菌は、前述しましたように、元々健康なわんちゃんにもいる菌です。
そのため、表面の細胞診が100%の検査になる訳ではありません。
しかし、他の病気が重なっている場合や、
膿が溜まっている部分では検査の意義があると考えられます。
また、試験的に投薬を行って、その結果によって判断をすることもあります。

膿皮症は一見単純な病気のように思えますが、実際は重症化してしまっていたり、
他の病気が重なっている事もあります。
その為、治療に対する反応が悪い場合などは、何の薬が合うのかを調べたり、
皮膚の生検を行ったり、追加の検査をする場合があります。


治療
治療は主には内服薬(抗生剤)で行います。
また、並行してシャンプーによる療法も行っていきます。
人間の場合ですと、抗生物質は長期的に飲まない方が良いと言われていますが、
わんちゃんの場合は最低でも1カ月程度は飲まないと効果が表れません。
これは皮膚は血管の分布が少なく、薬物が到達しにくいことにも起因しています。

シャンプーも肌に優しいものをただ選ぶのではなく、
その子の体質、症状に合ったシャンプーを選択し、
その子に合った頻度で行ってあげることが大切になります。

当院では、抗生剤を上手く飲めなかったり、
お薬で吐いてしまったりする子に対して、色々なアプローチをすることが出来ます。
また、膿皮症と重なっている病気や、隠れている病気を見つけてアプローチすることも出来ます。
膿皮症と言われたが、なかなか治らない、繰り返している場合は是非ご相談ください。